和楽器バンド スペシャルインタビュー

日本だけでなく、台湾やフランス、アメリカなどでもライブを行い、
世界で人気の和楽器バンド。5枚目となる最新アルバム『オトノエ』
について、ボーカルの鈴華ゆう子、ギターの町屋に話を聞いた。

"音のミュージアム"がテーマの渾身こんしん

 「千本桜」が世代を問わず愛され、世界中から注目を集めている和楽器バンド。ニューアルバム『オトノエ』は、ボーカルの鈴華ゆう子いわく、「音を聴くと絵画が浮かび上がるような作品」だと話す。

鈴華 「初のベストアルバムだった前作『軌跡 BEST COLLECTION+』の次のアルバムとして、新たな世界観を見せるべく、"音のミュージアム"をテーマに作り上げた渾身作となりました。
 私が音大生時代に専攻していた、ピアノを通して学んだクラシックの素養もふんだんに取り入れています。特に好きだったクラシックの印象派の時代にインスピレーションを受け、感じたものをバンドに落とし込みました。その中で挑戦したものの一つが、オーケストラと和楽器のコラボレーションです。
 次から次へと繰り広げられる音のミュージアムの中に迷い込んだような世界観を、楽しんでいただければと思います」

 収録曲の中でも、「雪影ぼうし」と「細雪」は異彩を放つ。

鈴華 「『雪影ぼうし』はタイトル通り、"雪影ぼうし君"をイメージして作りました。雪が生まれて空から降り注ぎ、地上に舞い降りる景色と、その中にいるあなたへ寄り添うように、背中を押してゆく世界を描いています。
 雪の下でもうすぐ訪れる春を待つ、芯の強さを感じさせる和ロックな楽曲にしました。また、日本語のオノマトペの美しさも取り入れました」

町屋 「『細雪』は、"作品数を減らしてでも、全ての工程に時間と手間を惜しまず掛けて渾身の一作を作る"という志のもとに出来上がった曲です。
 これまでの和楽器バンドらしさの精度を高め、圧縮し、日本的な"侘び"と" 寂び"の美しさ、ロックの力強さを盛り込み、華やかなオーケストレーションでコーティングしてまとめ上げる。今の僕らができるすべてを注いだ、まさに全身全霊という言葉がぴたりとはまる楽曲になりました。
 テーマは"別れ"。ワンコーラスでは儚さしか伝わらないかもしれませんが、展開が進むにつれ様々な景色が見え、最後には"生きる"という希望で結んでいます。歌詞の限られた文字数の中で時間の流れを描くというのは、人生の圧縮と同じようなものです。歌を引き立たせるために、それぞれの楽器の響き、演出等を惜しみなく取り入れて花を添えています。
 和楽器バンドの今の表現力を最大限に引き出した『細雪』、末永く、より多くの方に愛していただけたら幸せです」

鈴華 「この曲は、裏声との切り替えのポイントが多い歌い方をしています。カラオケでは、Dメロは広い空間にいるようなのびのびとした感覚で歌い、その後の落ちサビとの対比をつけるとすてきになると思います」

 ちなみに皆さんでカラオケに行くかと尋ねたところ、チャーミングで和楽器バンドらしくもある答えが返ってきた。

鈴華「童謡をロックに歌って騒いだりしますよ。『どんぐりころころ』『アイアイ』が特に熱いですね(笑)」

 幅広いジャンルの曲を堪能できる今回のアルバム。最後に、どんなふうに聞いてもらいたいかを伺った。

鈴華 「1回目は目をつぶって、浮かんでくる音の景色が次々と変わる世界を楽しんでください。2回目は歌詞カードの写真を見ながら、私たちの想像した世界と皆さんの世界を照らし合わせて、楽しんでみてください。3回目は、ぜひ私たちのライブにいらしてください。特別なステージでさらに盛り上がりましょう!」

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