大原ゆい子

 TVアニメ「からかい上手の高木さん」のOPテーマとして「言わないけどね。」を書き下ろした大原ゆい子。実は彼女はこの原作の大ファン。だからこそ、イメージがすぐに膨らみ、歌詞はとても書きやすかったと話す。

「原作を読んで、いつも“こんな青春を過ごしたかった!”と思っていました。高木さんが西片くんをからかうたびに、私が“キュン”としていた感覚を、曲からも味わえるような歌詞にしようと思いました。タイトルの『言わないけどね。』のように、男の子が女の子に言われたら“ドキッ”とするような言葉を選んで歌詞にしました。
 とはいえ、実生活では私はからかう方ではなく、からかわれるタイプ。もし私が高木さんのような魔性の女の子タイプだったら、もっと違う曲が生まれていたと思います(笑)」

 メロディーも、今まで彼女が作ってきた楽曲とは違い、とびきりキュートで愛らしいポップス。これにもかなりのこだわりがあるのだとか。

「高木さんの魅力が存分に伝わるように、“かわいらしさ”を表現する曲にしようと意気込んでメロディーを紡いでいきました。この曲を作ることで今までにない新しい自分を発見できました。自分で限界を決めたり、“自分はこういう曲しか書けない”と思って世界を狭めるのが一番良くないんだと気付きました。
 これからは、イメージしたもの、目に見えたものすべてをいかして、いろいろなタイプの曲を作っていきたいと思っています」

 「とびきりかわいい曲だからこそ、カラオケで歌ってほしい」というこの曲を歌う時のポイントを教えてもらった。

「しっかり歌うというよりも、一緒にいる子に話し掛けるような感覚で歌うのがポイントです。しゃべるようなニュアンスを大事にすれば、よりかわいらしく、ポップな曲になると思いますよ。好きな男の子の前で歌えば、思わせぶりな雰囲気がつくれる気がします(笑)。
 実は、高木さんは西片くんのことをからかっておきながら、絶対に“好き”とは言わないんですよね! なのでこの曲の歌詞でも、“好き”とは言っていません。全体の歌詞を見れば、相手のことが大好きだって分かるんですけど(笑)」

 ちなみに、実は大原さんも中学生の時に似たような思い出があるそう。

「中学2年生の時、隣の男の子が毎日私をからかってきたんです。すっごくくだらないことでちょっかいを出してきて、最初は大嫌いだったんですが、ある日その男の子が学校を休んだ時、ものすごく寂しくなっちゃったんです。…あれ?私ってあの子のこと好きだったのかな? って(笑)。女の子も男の子もすごく単純。でもそこがかわいいですよね」

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